ピンサロが私の聖域、甘いマスクの嬢に踊らされる
お名前:ピンボケたけし 年代:30代
中年に差し掛かってくると、周囲は過去を思い出しながら青春の話題を私に振る。甘酸っぱい青春時代だったねという言葉や、あの頃は良かったなど、正直私にとっては苦でしかない。なぜかというと、自身に苦い経験があるからだ。
体育祭のときにリレー競技に参加したのだが、バトンを渡す際にクラスメイトの女子が私の手に当たらないよう、あからさまな拒否反応を示したのである。無論トラウマになり、中学から高校・大学時代も関わることが怖くて当然ながら童貞だった。
そんな男のチェリーボーイの卒業はどうしたかというと、ソープランドだ。つまり素人は怖いという固定観念が植え付けられての結果である。
ちなみに童貞を卒業したあとは、たった1人だけ女性と付き合うことができたが、それもソープのおかげかもしれない。
そんな私にはよく飲みに行く唯一の友人がいるのだが、彼はとある質問を投げかけてきた。それは「なぜ私が現在、ピンクサロンにハマっているのか」という疑問である。
トラウマがあるだけではない、30代半ばだとやや早めかもしれないが、私はセックス中に中折れという「役立たず」になることがあるのだ。
なぜそんなことになってしまうかといえば、「緊張している」からに他ならない。
嬢というのは近年とてもビジュアルに優れている。よってあまりに美女だと緊張してしまい、使い物にならない状態になるわけだ。
長い時間嬢とコミュニケーションをとなければならないソープやデリヘルでは存分に楽しめない。そんな私にとっての聖域はピンサロだった。
本番がなく、短時間でさくっと楽しめるピンサロであれば、気軽に遊ぶことができるので有難い。
ピンサロは着衣でオールヌードではないのも特徴的だが、適度に衣服がはだけているのが良いという、自身の性癖に刺さるというのも評価に値するのであろう。
さらに私が在住する横浜はピンクサロンが多いのだが、3年以上ハマって通い続けた結果、精神的に楽になりおかげさまで仕事すら楽しいと思えるようになってきた。
なお私はサラリーマンで3流大学卒なので、月収はたいしたことがない。しかし毎月の給料は1回はピンサロにあてることができるので、月で評価すると皆勤賞。
5連勤が終わったとある夜、さっそく私は繁華街の外れへと歩を進めた。今回は新規開拓をしてゴージャスなピンサロを選んだ。セレブリティオーラが満開のピンサロ嬢・Sを指名。
彼女は黒髪ではあるが、芸能界でいうとキャッチフレーズがついた女優・グラビアアイドルのようなボン・キュッ・ボンスタイルの持ち主。ルックスが中の下と認めている私に対し「今日は来てくれてありがとうございます」と、いきなり手を握ってくれた。
しかも男心をわかっており、握った後に指を動かしノーマルスキンシップをエロスに変えるテクニシャン。
「綺麗すぎて緊張しているよ……」と率直に言うと、「なら、ほぐしていく必要がありますね」と、私のデコボコの頬へキス。フレッシュキスは、傷んだ青春の傷口を塞いでいくようにロマンティックに紡がれた。
着衣はミニスカートの短さを凌ぐ、いわゆるマイクロミニ。バストだけでも目のやり場に困るものだが、美脚を見ているとやはり触りたくなるのが男というもの。すると、プロフェッショナルの天性であろうか、視線をキャッチしたSは大胆に両足を私の太ももへ乗せてきたのだ。
目線を向けると、白く輝くパンティーが見え私のシンボルはそびえ立った。「太ももを触っていいですか?」と丁重に聞いたところ「聞かなくても触っていいのに……」と私の手を持ち誘導。加えてバストにも手を持っていってくれて、もはやシンボルは天を貫きそうだ。
柔らかで罪深い乳を揉みしだいていると、彼女は妖艶な吐息を漏らす。視覚と触覚と聴覚まで刺激された。
ギャンギャンと喘ぐのは品がなくエロスにも欠けるため、ピンサロ歴が長くなってきた私からすると素人に見えるので好まない。Sは吐息でも私の心を震わせたのだ。
さらに女神のハンドは股間へと忍び込み、過去最高の手コキを開始する。しかも耳なめもしつつといった絶技であり、すでに暴発寸前。
また素人だとスキモノ以外は絶対にやってはくれないだろうなという、竿なめやバキュームフェラに視線もぶつけてくるという、超絶テクニックもかまされた。もっと長く味わっていたいと桃源郷に浸る気分ではあったが、あえなく撃沈。
これが高級店のサービスか。もっと彼女の魅力を堪能したいという情熱が湧き上がってきたが、コンスタントに通うにはもう少し仕事に精を出さなければならないなと、気を引き締める思いになった。

自分に合ったジャンルを選べたな
美女とのコミュニケーションで「役立たず」になるとは哀れなことだ。
とはいえピンサロという自分の特性に合った風俗を見つけられたことは僥倖だろう。
精々頑張って稼いでリピートするといい。